H29.3/19(日) セミナーに参加してきました。

糖尿病と歯周病との関連についてのセミナーに参加してました。
糖尿病とはよく耳にする病名だと思いますがどんな病気でしょうか??
簡単にいうと血糖値が高くなる病気です。
ブドウ糖がエネルギーを必要としている細胞の中に運ばれなくなり血液の中にあふれてしまうことで血糖値が高くなります。
血糖値を下げるホルモンのインスリンが足りなかったりうまく作用しなくなることで起こります。
この高血糖が持続することで血管が傷つき、硬くなったりと悪影響を及ぼした結果動脈硬化が促進します。
さらに悪化すると全身の血管が傷ついた結果、目が見えにくくなったり脳梗塞や心筋梗塞、腎不全を引き起こす可能性があります。
歯周病と最も関わりがある病気が糖尿病だといわれています。歯周治療を継続的に行うことでHbA1c(糖尿病の診断基準となる数値)が改善することがわかっています。
糖尿病の初期はほとんどの場合無症状なのですが何もなくても歯科での定期検診やお口のおそうじ(歯石取り)が重要になってくるのです!!
またインスリンの分泌の始めの段階に関わるホルモン(GLP-1という)は栄養が小腸の壁を通ったときにしか出ないホルモンです。
つまり点滴ではなく口から食べるということが全身的に良い働きをしてくれているのですね。

「食の楽しみとお口の健康をあなたに」というやまだ歯科医院の診療理念のもと、口腔内の機能回復をすることで栄養摂取のサポートができるよう今後の治療を進めていきたいと思います。
  副院長  梅谷 麻央

H29.3/19(日) セミナーに参加してきました。