2020/09/14
〜生の短さについて〜セネカ
友人から古代ローマの哲学の本、おもしろいで〜とススメられたのがキッカケです。
簡単にまとめます!!
仕事や雑務におわれたまま生きていると、人生の後半においてそれは貴方を苦しめる事になりますよーといった内容です。 まぁ正直言ってセネカよ、今の世の中はそんなこと言ってらんね〜よ、とか、じゃあ老後の生活はセネカがみてくれるのかよ?とかついつい言ってしまいそうです。
ただ、数千年前の古代ローマの人達も〝今日も一日終わってしまったのかー!?”とか〝気付いたらもうこんな年かよー”とか同じような事を考えていたのかと思うと何だか面白いですね!
セネカの基本的な考え方としては〝時間=財産”という捉え方です。
例えばあなたの家に泥棒が入ったとします。
そしてその泥棒が通帳や財産を盗んだとしたら当然、激怒しますよね。
では、約束の時間に来なかったり、無駄な用事を頼まれたりすると激怒まではしませんよね?
⇨ つまり時間という物に対しての価値を低く考えている。
そして仕事や雑務などしっかりしているとあっという間に時間は過ぎてしまうので、もっと自分の為に時間を使うべきという事です。
成程、確かに僕自身時間は大切にしてきた方かと思いますが、財産と同じような形までは考えてなかったかと反省します。
そして、もっと自分自身のために時間を使おうという考えも分からなくもないですが、複雑な現代社会においてはなかなか難しいのではと…。
しかし周りを見ていると、自分自身に時間を使っている人は少ないように思います。
そういう事をしていると、自己中や自分勝手やとか言われてしまいそうです。
では、僕なりの解釈として、人間には色々な側面があるかと思います。
例えば僕ならば
歯科医師として、パパとして、個人としての3つの顔があります。どうしても仕事が長いので、歯科医師としての面が長いのですが、休みの日は子供と遊んでいるのでパパとしてもまぁまぁかと思います。
そして、この本を読み、山田武史としての個人としての時間や価値を少しでも充実させ、ここのバランスを整えようかと思います。
さて、何から始めようかな(^-^)
おススメの一冊です。古典はこれからもはまりそうです!
理事長 山田 武史